国内でAPI取引が行える暗号資産取引所をまとめています。 APIを利用して自動売買ツールを構築できる取引所探しの参考にしてみてください。
Contents
暗号資産でAPIを使う際の取引所のポイント

APIとは
APIは暗号資産取引所が提供しているサービスで、HTTPS形式でデータ送受信して取引や価格参照ができます。
Java、Node.js、Pythonといったプログラミング言語を使って、価格の参照や取引注文をできます。
特に言語による差はないですが、SNSを見るとPythonが利用されています。 システムトレードは検証、実装の繰り返しなので簡単に試せるPythonのようなスクリプト言語は便利です。
毎日定額購入といった『同じ作業を繰り返し実行』したり、アービトラージのように『速さが求められる』処理に向いています。
プログラミング経験がない方、苦手な方はPythonで始めてみましょう。Udemyといった動画学習サイトで入門するのがコスパがいいと思います。
取引形式(販売所/板取引/2Wayプライス)
取引所の提供するサービスの取引形式は売り買いの価格が並ぶ「板取引」の方がAPIトレードはしやすいです。
コインチェックの板取引

APIが提供されているのは「板取引」がメインとなりますので、「販売所」「2Wayプライス」形式の取引所は現状APIを提供していません。 DMMビットコイン、SBI VC Trade(旧TAOTAO)は2Wayプライスです。
手数料
現物取引については手数料がかかるところが多いです。取引手数料は約定数量に応じて-0.02%~0.15%の手数料がかかります。
0.1%を超えるとかなり高いので、利用したいサービスの手数料が安い取引所を選びましょう。
2Wayプライスや販売所は取引手数料が0円でもスプレッドが数万円離れているため、取引手数料は高額です。
頻繁に取引する方はLiquid by FTX、coincheck
など、現物価格に近い価格で売買できる取引所と手数料を比較してみてください。
国内の暗号資産取引所のAPIサービス

2021年1月現在APIを利用できる暗号資産取引所をまとめています。
- ZaifはAPI品質が悪いので△にしています。
- BITPointはハッキングから出来高が回復していないので△にしています。
- DMMビットコイン、SBI VC Trade(旧TAOTAO)は2WayプライスなのでAPIを提供していません。
取引所 | API | BTC現物取引手数料 | 取引高 |
---|---|---|---|
bitflyer | ○ | 0.01~0.15% | 400億円1位 |
bitbank | ○ | メイカー:-0.02%テイカー:0.12% | 271億円2位 |
Liquid by FTX | ○ | 0% | 251億円3位 |
coincheck | ○ | 0% | 158億円4位 |
GMOコイン
![]() |
○ | メイカー:-0.01%テイカー:0.05% | 59億円5位 |
BTCBOX | ○ | 0.05% | 22億円7位 |
Huobi Japan | ○ | メイカー:0.008~0.100%テイカー:0.024~0.100% | 2億円8位 |
Zaif | △ | メイカー:0%テイカー:0.1% | 42億円6位 |
BITPoint | △ | 0% | データなし |
DMM Bitcoin | × | 0% | データなし |
SBI VC Trade(旧TAOTAO) | × | 0% | データなし |
- テイカーは成行注文、メイカーは指値注文
- 出来高はCoinGeckoから取得(2021/1/19の「24H取引高(正規化値)」)
Liquid by FTX、coincheckが手数料なしで取引高が多いので現物に近い価格で売買できます。
また、GMOコイン
は板はやや薄くなりますが、送金手数料が無料なので持っていると便利ですよ。
国内でAPI取引が行える暗号資産取引所一覧まとめ
APIを利用できる暗号資産取引所を紹介しました。
自分の利用したいサービスに応じて取引所を選んでみましょう。
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