ビットコインでアービトラージツール(bot)をVPSでどのように運用するか解説します。
あまりツールを運用したことがない方向けに、実際に動かしているイメージを持ってもらえたらと思います。
このブログではビットコインでアービトラージツール(bot)を自作するノウハウを紹介しています。
アービトラージツールの始め方はアービトラージツールを探しているならいっそ自作してみたら、自作botの実行方法は【自作bot】ビットコインアービトラージツールの実行方法、APIが使える取引所は国内でAPI取引が行える暗号資産取引所一覧も参照ください。
Contents
VPSにツールを配置して実行しよう
自作botを作成したら24時間稼働させるため、外部サーバへ配置しましょう。ここではVPS(仮想専用サーバ)への配置する方法を解説します。
自作ツールはVPSでの稼働がおすすめ
ツールが完成したら外部のVPSを契約して外部サーバで運用してみましょう。
VPSはレンタルサーバのようなもので、月額課金で自分専用の仮想サーバをインターネット上に持つことができます。
VPSは24時間稼働しているので、自宅PCの電源を切っている時間帯であってもツールを稼働させておくことができます。
自宅PCを24時間起動しておくこともできますが、電気代やPCの消耗を考えるとVPSの方がコスパはいいかなと思います。
私はさくらのVPSを契約しています。運用しているとスペックに悩むので、1GBから始めるのがいいと思います。
使いやすさ、安定性ではConoHa VPSも人気があります。どちらかから選んでおけばいいと思います。
デメリットとしては多少のITスキルが必要となるので、慣れていない人はVPSの設定に時間がかかってしまうことです。
最初は時間がかかるものだと思って、まずは動けばOKぐらいの気持ちで取り組んでみてください。
VPS利用に必要なスキル
VPS利用には多少ITスキルが必要になります。
VPSで利用できるOSは無料OSが多いです。
さくらVPSの場合標準OSとして、LinuxのディストリビューションであるUbuntu14.04、16.04やCentOS6、7、KUSANAGIなどが利用可能です。
そのため、Linuxを操作するOSコマンドやNode.jsを実行させるシェルを作成するスキルが必要になります。
ネットの知識でも構築はできますが、慣れていない人はなかなかうまく行かないと思います。めげずに頑張りましょう。
セキュリティやネットワークの知識もあった方がよいです。
さくらVPSの場合、初期セキュリティ設定のチュートリアルがあるので、記載されている内容は設定しておきましょう。
基本的には動けばOKですが、時間に余裕があればわからない仕組みは理解できるように確認しておくと勉強になるのでおすすめです。
とりあえず設定だけしたい人も、設定した内容やコマンドはエディタにメモを書くと、後々役立ちますので極力残すようにしてください。
VPS契約後の初期構築
VPSはレンタル直後は何も設定していない状態になるので、初期構築が必要となります。初期構築で必要なことを解説します。
VPSのOSのセキュリティを設定
必要なスキルでも記載していますが、さくらVPSの場合、初期セキュリティ設定のチュートリアルに沿ってOSのセキュリティ設定を行う必要があります。
API利用ではhttps通信(ポート443)を利用するので通信が通るように設定しておきましょう。
また、自分のツールに合わせて必要なセキュリティ設定を追加してください。
例えば、API通信のデータをDBに格納したいなら、DBのセキュリティ設定が必要になったりします。
特にAPIキーの取り扱い(APIキー、シークレットキー、権限など)は注意してください。
セキュリティについてはNode.jsセキュリティ設定でも記載しています。
VPSにNode.jsをインストール
Node.jsアプリケーションでツールを作る場合、VPSにもNode.jsをインストールしておきます。
CentOS7の場合、yumコマンドを使ってnodejsとnpmをインストールします。
プログラムを作成する自宅のPCとnodejsのバージョンは合わせておいた方がいいため、nというNode.jsのバージョン管理ライブラリを利用すると便利です。
nはnpmからインストールできます。
また、プログラムで利用するライブラリもnpmでインストールします。
暗号資産botのVPSでの稼働方法まとめ
VPSの準備を纏めてみました。VPSでプログラムを動かす方法は別記事に載せようと思っています。
VPSの構築は少し難しいですが、定期的に見直しをしてアップデートするように(まずは動かすことを目標に!)進めていくといいかなと思います。
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